ローカル住み放送作家でがんサバイバーのゆるい日々のゆるい記録。
2023/5/26
自己紹介文になりました。 熊本を中心にテレビディレクターとして30有余年。 学生時代には哲学を専攻。今も人間とは…」「生命とは…」といった空恐ろしいことを問い続けながら、幅広いジャンルの番組制作に携わっています。 民放の報道記者を卒業し、「映像作りは独立系であるべきだ」との強い思い込みから制作プロダクションを立ち上げる。リサーチ、企画、仕上げの編集まで一人で手がけなければならないローカル放送の演出構成を行うディレクターとして、バラエティー番組から社会派ドキュメンタリーまでを手がけています。 最近の個人的な ...
2023/4/27
キンカチョウのふくが天国に旅立ちました。我が家に福が訪れるように、ふくと名付けて初めて飼育した小鳥でした。 キンカチョウはスズメよりも小さい鳥なのでよく見なければわからないのですが、ビーズ玉のような、ちっちゃな瞳はとても穏やかで、どこかおっとりとした雰囲気を漂わせている小鳥でした。 ふくは同種の小鳥の中では体格が良い方で、5羽の元気な子供達も産み育て、どこか肝っ玉母さんのような安心感を与えてくれる子でした。ゆっくりと生と死のグラデーションを描くように弱っていき、最期は穏やかに息を引き取ったように見えまし ...
2023/3/31
どざえもん【土左衛門】(享保頃の江戸の力士、成瀬川土左衛門の身体が肥大であったので、世人が溺死人の膨れあがった死体を土左衛門のようだと戯れたのに起こるという)溺死者の遺体。 広辞苑 なんという由来だろうかと思いますが、別に警察の鑑識課職員の話ではありません。 先日なにげなく「あんあんあん、とっても大好き…」と歌っていたら何度挑戦してもタイトルのように「土左衛門」になってしまうのです。 ファンからすると作品への冒涜だと言われそうですが、そうとしか歌えなかったのでご容赦いただきたいと思います。 先日の「ほら貝 ...
2023/3/28
頭頸部がんあるある? もともと猫舌ではあったのですが、がんになってから熱いものと辛いものが苦手になりました。 炊き立てのご飯をあやまってほおばってしまうと、とんでもないことになります。しょっちゅうもだえ苦しんでいる私を見て不憫に思ったのか、連れは、炊き立てのご飯や温め直した梅ヶ枝餅を食べる時に「ふうふう」をしてくれます。 「ふうふう」をしてもらい喜ぶ中高年男性。人さまに見せるられるようなシーンではありませんが、なんとなくこころあたたまるシーンではないかと思います。 放射線治療を行うと、照射範囲が炎症を起こ ...
2023/3/27
イベントなどで和太鼓を演奏するグループに所属しています。 私は太鼓の他に、笛などの鳴り物を担当しています。だから、うわ顎をとっぱらった時点でもう二度とイベントには参加できないだろうと覚悟をしていたのですが、退院から半年ほど、笛に息を吹きかけて音のようなものを出す練習を続けていたところ、意外と鳴るようになったのです。 3本ある三叉神経のうち、真ん中の神経が切断されているので唇右半分の感覚はないのですが、このあたりかなという場所に笛を持ってくると、6割から7割の確率で音が鳴ります。 ほら貝も私の担当です。感覚 ...